『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』は、青山真治監督・脚本による2005年の日本のSFドラマ映画。TOKYO FM開局35周年記念作品。第58回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品作品
タイトルの「Eli, Eli, Lema Sabachthani?」とは、ヘブライ語で「神よ、神よ、何故我を見捨てたのか?」という意味で、イエス・キリストが処刑される際に言った言葉である。森敦の短編集『意味の変容』の一編から着想を得ている。主な撮影は北海道で行われた。挿入曲として、ギャヴィン・ブライアーズ「Jesus' Blood Never Failed Me Yet」とナンシー・シナトラ「The End」が使われている。さらに、筒井康隆が「東京節」を歌っているシーンもある。
これまでDCPが存在せず、上映の機会が限られていたが、第35回東京国際映画祭の青山真治監督追悼特集に合わせ、英語字幕付きDCP版が作成された[1]。
ストーリー[編集]
2015年。映像を通じて感染するレミング病というウイルスによって、世界中で多くの人間が自殺している。富豪のミヤギ(筒井康隆)は、息子夫婦をレミング病で失い、孫娘のハナ(宮崎あおい)もレミング病に侵されている。探偵のナツイシ(戸田昌宏)に調査を依頼したところ、ミズイ(浅野忠信)とアスハラ(中原昌也)の奏でる音楽には発病を抑える効果があるのだとわかる。
ミヤギとハナとナツイシは、ミズイとアスハラが食事に立ち寄っているナビ(岡田茉莉子)のペンションを訪れる。ミヤギは、孫娘のために演奏してほしいと2人に頼むものの、あっさりと断られる。ミズイにはエリコ(エリカ)という恋人がいたのだが、レミング病に感染したエリコがミズイの目の前で自殺して以来、ミズイとアスハラは隠棲生活を続けていたのである。そんな折、レミング病に感染していたアスハラが自殺する。ミズイはハナのために演奏することを承諾する。
青空の下、目隠しをされたハナは、草原にそびえる4つの巨大なスピーカーに囲まれ、ミズイの奏でる大音量の音楽を全身で受け止める。その場に昏倒したハナは、ペンションで目を覚ます。彼女は、ミヤギとナツイシが先に帰ったことをナビから告げられる。ハナは、しばらくのあいだ、ここで生きていこうと決意するのであった。
My God, My God, Why Hast Thou Forsaken Me?, originally titled as Eli, Eli, Lema Sabachthani? (エリ・エリ・レマ・サバクタニ, Eri Eri Rema Sabakutani),[1][2] is a 2005 Japanese drama film directed by Shinji Aoyama, starring Tadanobu Asano. It was screened in the Un Certain Regard section at the 2005 Cannes Film Festival.[3]
Minimal dialogue, beautiful sounds, desolate scenery-- With all of those aspects, I found 'Eli, Eli, Lema Sabachthani' to be a beautiful film. The story in itself is something unique and untouched before-- an illness that drives people to suicide, the only cure being sound... Acting by Asano Tadanobu only makes the film more stunning-- he plays his usual disconnected and silent character, but it was very effective in this film, maybe more so than in his other works.
**** MOML
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